看護師転職基礎知識

男性看護師。悩みや転職について語る

ここ数年、だいぶ増えてきた男性看護師。

しかし、まだまだ女性が多いのが現状です。

今回、知り合いの男性看護師のOさんに男性ならではの悩みや仕事のやりがい、転職について聞いてみました!

 

Q:現在の大学病院に入職して5年目のOさん。入職当初は男性だからこその戸惑いってなかったですか?

O:いや、看護学生時代から女子が大多数だったので、あまり感じてなかったです。受け入れる側も「特に」って感じですよ。それよりもついていけるかっていう心配のほうが大きかった。僕は救急センター所属なんですけど、迷惑かけないか、失敗しないかって不安ばっかり感じてましたね。

 

Q:メンタルは大丈夫でした?

O:まあ、同期とか学生時代の友達と励ましあったりしてストレスは解消してましたから。あと、「男性看護師会」というものがあって、院内の男性看護師が30名くらい集まって勉強会したり飲み会に行って交流を深めてるんで。いま仲良くしてもらってる先輩とも、この会での出会いがきっかけでした。

 

Q:じゃあ、いまは結構充実してますか?

O:そうですね。センターから一般病棟に移った患者さんが車いすで移動しているところを見かけたりすると嬉しいかな。あと5年目ともなると、仕事も結構任せてもらって。後輩にもうまく指導できたりすると、自分でも成長できてるんだなと実感しますね。

 

Q:転職は考えたりしない?

O:いや、正直考えます。転職した友達が、良い職場と出会えたみたいなんで羨ましいなと。僕のいまの職場はやりがいも感じてるんですが、人間関係でつらいなと思うこともあって…。あと大学病院で救急なので、体の負担も相当ですね。将来を考えて、いま悩んでいるところです。

 

Q:転職するとしたら、条件は?

O:やはり結婚して子供もほしいので、給与はアップさせたいです。そのためには、情報取集をしっかりして、いまの病院よりも高いところを見つけたいです。あとは人間関係ですね。「男性なんだから〇〇してよ!」みたいなところは嫌ですね。頼むにしてもそこに感謝の気持ちがほしい。やって当然って思わないでほしい。…このまま愚痴に突入しちゃいそうなのでやめておきますが(笑)、ギスギスしていない職場で長く続けたいなとは思っています。転々とするのも疲れるだろうし。

 

Oさん、ありがとうございました。

まだまだ女性中心で、男性が働きづらいと感じることも多いようです。

だからこそ、転職を成功させるためには、事前の情報収集が必要になってきます。

転職してから「ここも嫌だ。また転職しよう…」とならないように、自分に合った職場探しをしたいですね。

看護師が転職するときの注意点

日本看護協会の「2016 年 病院看護実態調査」によると、看護職員の離職率は常勤10.9%ということでした。2010 年度に 11.0%を記録して以降、ほぼ横ばいの状況。毎年、約1割の方が職場を離れています。

理由は「妊娠、出産、結婚、子育て」といったことの他に、「勤務時間の長さ、夜勤がハード、給与の低さ、人間関係の不満」などの問題があるようです。

現在、転職を考えている方の中にも、後者が原因だというケースは多いのではないでしょうか?

看護職者の退職理由

出産・育児・子供のため 18.1%
看護他分野への興味 12.2%
結婚 10.4%
賃金への不満 8.9%
看護内容への不満 8.4%
休みがとれない 7.7%
自分の適性・能力への不安 7.5%
転居 7.4%
家事と両立しない/労働時間への不満 7.1%
10 残業が多い 6.0%

参考:中央ナースセンター「平成26年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人に関する分析報告書」

転職すること自体は良いと思います。しかし転職グセがつき、「もっと条件の良いところを。もっともっと…」と病院を転々とするのはおすすめ出来ません。

採用する側が嫌うのです。履歴書にいくつもの病院が書いてあったら、きっとこの人はスグにうちの病院も辞めるだろうな、と印象が悪くなってしまうからです。私が編集者だったとき、病院の人事担当者からこうした話をよく聞きました。せっかくなので、ここで採用担当者に嫌われやすいことに触れておきます。

採用者に嫌われやすいポイント

転職回数が多い

短期間でいくつも転職していると、「我慢ができないのかな」、「人間関係で問題を起こしやすいのかな」、などと思われてしまいます。たとえば30代の場合、3回以上転職していると、理由を気にする採用担当者が多いようです。

ちなみに私は、人事の経験もあります。当時職場では、20代~30代前半で転職回数が4社以上ある方は書類選考で落としていました。理由はやはり、うちに入社してもすぐ辞めるかもしれないから。転職理由・志望動機を読んで、熱意のある方は面接に来てもらっていましたが、それはごく一部。文面から入社したいという思いを感じるケースは少なかったです。

転職の理由がネガティブ

面接の場で「退職理由」を聞かれた際、前職での不満を退職理由として述べてはいけません。たとえ前職への不満が転職理由であったとしても、それを伝えることはNG。「この人は当院で働いても、同じように感じるんだろうな、お世話になったことへの気持ちを持てないんだろうな」と思われてしまいます。

私も面接官をしたとき、前職の不満や批判を聞かされたことがあります。「上司がワンマンで仕事がやりにくかった」「いきなり仕事をふってきて、残業が多くて疲れた」などなど。本人はストレス発散とばかりに、上司や先輩の悪口をさんざん言いまくります。私も「それは大変でしたね」と相槌を打っていたので、よけいにヒートアップしたのかもしれませんが。そうゆう方は、うちに来てもたぶん同じだろうなって思いますよ、やっぱり。その職場にも問題はあったのかもしれないけれど、面接の場で言うべきではありませんよね。

 

ということで、転職する際には「よし、ココだ!」と思えるところを探し出し、辞めグセをつけないようにしましょうね!