2017年 11月 の投稿一覧

女性のおひとりさま看護師、「老後資金」はいくら必要?

ここ数年でだいぶ定着した「おひとりさま女子」。

シングルだという看護師さんも多いのではないでしょうか。

 

もともと結婚を考えていない人、仕事が忙しくて出会いがない人と様々でしょうが、一人で生涯を過ごすためには、いろいろと考えておかなければなりませんね。

 

女性の平均寿命

まず、女性の寿命は何歳までなのでしょうか。厚生労働省の平成28年『完全生命表』によると、87.14歳でした。この寿命は年々上がっています。

 

なお、日常生活に制限のない期間の平均「健康寿命」は74.21歳。あくまで平均ですが、13年間はなんらかの病を患い、人の助けが必要となるのです。

 

人をケアするお仕事の看護師さんは、自分がされる側になることはイメージしにくいですよね。ですが、みんな平等に年を取り、普通にできることが徐々にできなくなってしまいます。そうなったとき、ひとり暮らしで資金もないと大変ですね。

定年から寿命までいくら必要?

定年を65歳と考えた場合、寿命まで21.99年。約22年間の生活資金を考える必要があります。生活資金は「年金」と「貯蓄」が基になりますから、貯蓄は多いほど安心です。一体いくらほどあれば良いのでしょうか?

 

総務省の「家計調査報告」(2016年)によると、60歳以上の消費支出は149,552円でした。食料や住居、光熱費などの生活費から教育・娯楽費まで含めてこの金額となっています。

 

消費支出

35歳未満 150,625円

35~59歳 183,106円

60歳以上 149,552円

 

老後に必要な額を15万円と考え、22年間で計算すると、

 

15万円×12か月×22年=3,960万円

 

という金額になりました。しかし、この額には旅行やショッピング、外食費など人生を楽しむための費用は含まれていません。趣味・娯楽に使う額を5万円として追加して考えてみると、

 

20万円×12か月×22年=5,280万円

 

という額になってしまいました。これだけの蓄えを準備しておくのは、かなり大変ですね。

資金となる年金、退職金、貯蓄について考えよう

年金はいくらもらえる?

給与だけで貯蓄を考えるのは大変ですが、私たちには「年金」があります。人によって受給額は異なりますが、現時点での具体的な額は、日本年金機構から年1回、誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」で年金受給額を見ることができます。年金制度に対するご理解を深めてもらうことを目的しているので、一度目を通してみるといいでしょう。

さて、今回は現在の金額を参考に見てみます。厚生年金保険(第1号)受給権者の平均年金月額は、平成27年度末現在で、老齢年金は14万5千円でした。

 

また、65歳以上の平均年金月額(円)は以下の通り。

 

女性 109,180円

男性 178,928円

 

年金受給を22年間と考えて、仮に年金10万円を受給する場合の総額を計算してみましょう。

 

10万円×12か月×22年=2,640万円

 

冒頭に書いた老後の生活費から受給額を引いてみましょう。

 

老後の生活費5,280万円-年金2,640万円=2,640万円

 

老後の生活費に不足するであろう額が、この額です。あなたが40歳だとしたら、60歳までの20年間で年間132万円、月額で11万円程度の貯金をすればよいということになります。

 

退職金はいくらもらえる?

さて、年金だけでなく「退職金」についても考えてみましょう。法律上必ずしも退職金の支給義務はないのですが、就業規則に記載があれば、支払われることになります。額は病院によって様々です。また勤続年数、役職などによっても異なります。

 

退職金の計算方法

大体以下に分類されますので、ご自身で調べて計算してみてください。

  • 基本給×勤続年数
  • 固定額×勤続年数
  • 基本給×勤続年数×評価係数
  • 勤続年数により設定される

 

退職金は老後資金として安心材料になります。無駄遣いせず、貯蓄に加えることが賢明といえるでしょう。

 

準備は早ければ早いほど、毎月の負担が少なくて済みます。老後に必要な額、年金支給額などは人によって様々。この記事を読んだ方は、ぜひ今からご自身のケースを調べて貯蓄を開始していただきたいと思います。

 



ナースの子育て―妊娠時にかかる費用

妊娠・出産は喜ばしいことですが、一方で出費が不安ですよね。一体どのくらいかかるのか、どんな国のサポートがあるのか見ていきましょう!

妊娠から出産までにかかるお金って?

検査費や入院費はもちろん、お祝い金なども考えるとかなりの金額に。一般的にどのくらい必要なのでしょうか。

妊娠健診費

<7万~15万円程>

妊娠中の健康管理は重要なので、定期的に妊婦健診を受けます。日頃の食事や環境など、いろいろなことに気を配る必要がありますので、しっかりと受診しましょう。1回あたりの診察料は5,000円~15,000万円程。出産までの週に14回程受診するので、合計すると大体7万~15万円程になります。

標準的な妊娠健診の例

期間 妊娠初期~23週 妊娠24週~35週 妊娠36週~出産まで
回診回数 1、2、3、4 5、6、7、8、9、10 11、12、13、14
受診間隔 4週間に1回 2週間に1回 1週間に1回

 参考:厚生労働省妊婦健診 」

分娩・入院費

<30~40万円程>

初産の場合、入院は1週間程、2人目以降は5~6日が一般的です。帝王切開は手術前日と当日を含め、10日前後と言われています。平均的な金額は以下の通り。

病院・診療所・助産所の合計 (全国平均値)

平成24年度

入院日数 6日
入院料 110,112円
室料差額(A) 14,653円
分娩料 230,920円
新生児管理保育料 50,445円
検査・薬剤料 11,915円
処置・手当料 13,336円
産科医療補償制度(B) 29,672円
その他(C) 25,324円
小計 486,376円
A~C控除額 416,727円

参考:厚生労働省「出産育児一時金について」

マタニティ用品

<5~10万円程>

マタニティ用品にかかる費用は、平均で約5~10万円程です。出産が早まる事もあるので、余裕をもって準備しておいたほうが良いでしょう。

マタニティウェア、マタニティブラジャー、ルームウェア、お産用ナプキン、産褥ショーツ、骨盤ベルト、腹帯、パジャマ、カーディガン、母乳パッド、タオル、ガーゼ、ハンカチ、ティッシュ、スリッパ、洗面用品、爪切り、マスク、母子手帳ケース等

内祝い

<いただいた額の半分~3分の1相当>

出産祝いを頂いた方にお返しをすることを内祝いと言います。ちょうどお宮参りのころ、生後1か月の時期に送ります。贈るものはタオル。お菓子など日用品・食品などや商品券、カタログギフトなど様々。費用の目安は、いただいた金額の半額から3分の1相当です

心強い助成金制度

このように、妊娠・出産には非常にお金がかかります。ほかにもお七夜、お宮参りなどの行事も考えるとさらに金額は増えていきます。そこで、国や自治体のさまざまな助成金制度を活用しましょう。たとえば、出産育児一時金や児童手当金、高額療養費、育児休業給付金等々。これらの制度のほとんどは申請が必要です。知らずに受け取れなかったということがないよう、事前に確認しておきましょう。

<おもな助成金>

妊婦健康診査費助成金

出産育児一時金

出産手当金

医療費助成

医療費控除

児童手当金

育児休業給付金

失業給付金