看護師の病院選びに欠かせない「休日・休暇」について

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「休みが取れない」という理由で今の職場を辞める又は辞めたい方。つぎに病院選びをする際、休みに関する情報はしっかりと確認するようにしましょう。

 

「休日」とは?

「休日」は労働義務のない日。「週1回または4週間に4日以上の休日」を与えなければならないとされています(法定休日)。シフト勤務を採用している場合、勤務シフトが組まれていない非番の日が、この休日に当たります。また、法律上義務付けられているわけではないが、就業規則等で定めた追加の休日は法定外休日といいます。

  • 法定休日…週1回または、4週間に4日以上の休日
  • 法定外休日…週休2日制の片方の休日、国民の祝日、正月・お盆休み等、法定休日を上回る休日のこと

「休暇」とは?

一方「休暇」とは、労働義務のある日が労働を免除される日。本来は出勤日なのですが、本人の申請によって取得できる休みのことです。これは「法定休暇」と「法定外休暇」に分けられます。

 

  • 法定休暇…年次有給休暇、産前産後の休業、生理日休暇、育児・介護休業、子の看護休暇、介護休暇
  • 法定外休暇…夏季休暇、慶弔休暇、リフレッシュ休暇など

 

看護職員の週休形態件数と休みの日数

日本看護協会によると、完全週休 2 日制が確保されている病院は69.8%。1病院あたりの平均年間所定休日総数は 115.1 日でした。

 

常勤看護職員の週休形態件数の割合

形態 件数  割合(%)
完全週休2日制(4週8休制含む) 2,231件 69.8%
月3回週休2日制(4週7休制含む) 178件 5.6%
月2回週休2日制(4週6休制含む) 364件 11.4%
月1回週休2日制(4週5休制含む) 36件 1.1%
週休1日半制(土曜日等の半日勤務) 67 件 2.1%
週休1日制 3件 0.1%
その他 227 件 7.1%
無回答・不明 92件 2.9%

全体 3,198件/100.0%

こうしてみると4週8休が一番多いけれど、4週6休のところも11.4%ありますね。きちんと求人票でチェックすべき点といえます。

年間の所定休日総数

休日   件数  割合(%)
 100 日未満  240件  7.5%
 100~110 日未満  637件  19.9%
 110~120 日未満  703件  22.0%
 120~130 日未満  1,282件  40.1%
 130 日以上  88件  2.8%
 無回答・不明   248件  7.8%

全体 3,198件/100.0%

平均値 115.1 日

40.1%の病院が120~130日の休日を取り入れています。4週8休で120~130日の休みを採用している病院は、探せば結構ありそうですね。

参考:日本看護協会「2011年病院看護実態調査」

 

年間休日数の計算一例

求人票の休日欄に、「4週8休」「4週6休」「完全週休2日」等と書かれています。休暇欄には「夏期休暇4日」「リフレッシュ休暇3日」等と書かれています。なので、それぞれの日数を確認し、プラスしていきましょう。

たとえば4週8休の場合、105日に加えて国民の祝日(15日)と正月休暇(5日)、夏季休暇(5日)とすると、休日は1年間併せて130日です。4週6休日の場合は、79日に加えて国民の祝日(15日)と正月休暇(5日)、夏期休暇(5日)とすると、休日は1年間併せて104日となります。

 

  • 4週8休(完全週休2日)…年間休日数105日前後
  • 4週6休…年間休日数79日前後

 

記入例

  • 休日

「4週8休」、「国民の休日」、「完全週休2日制」、「年間110日」、「祝祭日」、「創立記念日」等

  • 休暇

「年次有給休暇20日」、「夏期休暇5日」、「年末年始6日」、「子育て支援休暇2日」、「永年継続休暇」、「特別休暇」「子の看護休暇」等 ※日数の記載がない場合もあります。

 

計算例

  • 4週8休(完全週休2日)

105日+国民の祝日(15日間)+正月休暇(5日間+夏期休暇5日間=130日

  • 4週6休

79日+国民の祝日15日間+正月休暇5日間+夏期休暇5日間=104日

 

こうしてみると、8休と6休ではかなりの差がありますね。ハードな業務をこなす看護師にとって、休みの日数は非常に重要です。事前の比較検討を忘れないようにしましょう。

 

休日手当について

残業代のほかに、法定休日労働に対して支払われる割増賃金(休日手当)についても確認していきましょう。看護職という仕事上、休日でも出勤するケースはあると思うので理解しておきましょう。

 

休日手当とは、休日労働に対して支払われる割増賃金のことです。労働基準法において、週に1回または、4週に4回以上の休日(法定休日)を与えなければならないと定められています。この法定休日における労働は休日労働となり、通常の賃金の35%増し以上の賃金(休日手当)を支払わなければならないとされています。なお、休日をいつにするかは看護師の勤務シフトによって異なります。そして、休日労働手当の対象となるのはシフトで休日と定められた日に出勤した場合ですね。

 

さて、「法定休日」の労働に対して支払われる休日手当の計算は以下のような式になります。

 

法定休日労働の時間数(時間)×1時間あたりの賃金(円)×1.35

 

「法定外休日」の労働については、割増賃金の支払いは規制がありません。しかし、法定外休日の労働が「時間外労働」に該当する場合は、少なくとも25%の割増賃金を支払わなければなりません。

 

自分の休日出勤が法定休日出勤か否か。法定休日出勤であれば、きちんと賃金が支払われているのかどうか確認しましょう。



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